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この記事でわかること
- 高齢の親とハワイに行けるかの判断基準
- ホテルを1つに固定すべき理由(実体験)
- 少食の親でも困らない食事の工夫
- 体力に無理のないツアーの選び方
- 観光客が使えるシニア割引・使えないシニア割引
管理人より
ハワイにはこれまで3回旅行しています(2012年・2019年・2025年)。
2025年は75歳の母を連れて、5泊のハワイ旅行に行ってきました。
正直、行く前は「本当に大丈夫かな」と何度も考えました。
やってみて分かったことと、ちょっと反省していることを、そのまま書きます。
「元気なうちに親をハワイへ連れて行きたい。でも体力的に大丈夫だろうか」と迷っていませんか。
私も2025年に75歳の母を連れて行ったのですが、出発前はけっこう悩みました。
飛行機は片道9時間、時差は19時間。
若い頃みたいに歩き回るのは、どう考えても無理だよなあ、と。
ところが行ってみたら、母はダイヤモンドヘッドに登りました。
しかも朝5時集合のツアーで、です。
結論から言うと、回り方さえ変えれば十分に楽しめます。
この記事では、75歳の母と5泊してみて分かったことを、失敗もふくめて正直に書きます。
結論|高齢の親とのハワイは「詰め込まない」が全て
先に結論をお伝えします。
若い人との旅行と決定的に違うのは、この4点です。
ホテルは1つに固定する
荷造りと移動の負担が、想像以上に体にこたえます。
1日1予定までにする
午前に出かけたら午後は休む。これだけで疲れ方が変わります。
食事は量を調整できる形に
レストランは量が多すぎることがあります。テイクアウトが便利です。
ツアーは「歩く量」で選ぶ
移動時間より、現地で何メートル歩くかが重要です。
意外に思われるかもしれませんが、ハワイは高齢の方と相性がいい場所です。
日本語が通じる場面は多いですし、日本食も普通に買えます。気候も安定しています。
大変なのは現地よりも、フライトと時差、そして旅程の組み方のほう。
逆に言えば、ここさえ押さえればなんとかなります。
ハワイ旅行は高齢者だと何歳まで行ける?
年齢の上限はありません。
航空会社にもホテルにも「何歳まで」という決まりはなく、判断材料は年齢そのものではなく体力と持病の有無です。
参考までに、私の母は75歳でハワイに行き、ダイヤモンドヘッドにも登りました。
片道約0.8km、階段を含む登山道です。ゆっくり歩けば、75歳でも登り切れます。
もちろん個人差は大きいので、年齢だけで判断はできません。
私が目安にしたのは、次の3つでした。
- 1時間続けて歩けるか
ワイキキは平坦ですが、ショッピングセンター内の移動は意外と距離があります。
普段の散歩でどのくらい歩けるかが、そのまま目安になります。 - 座りっぱなしを9時間耐えられるか
これが最大の関門です。
エコノミーで9時間は、健康な大人でも楽ではありません。 - 持病の薬を自己管理できるか
時差19時間なので、服薬のタイミングがずれます。
かかりつけ医に相談してから行くと安心です。
この中でいちばん効くのが、座席のグレードを上げることです。
今回はハワイアン航空を使いました。
往路は家族全員エコノミーで予約していたのですが、当時ハワイアン航空のゴールド会員だったため、私だけカウンターでエクストラ・コンフォート(足元が広い座席)に無料アップグレードしてもらえました。
ここで反省しました
つまり往路は、私だけ広い席で、母は普通のエコノミー。
着いてからの母の疲れ具合を見て、いや、順番が逆だろうと反省しました。
そんなわけで復路は全員分をエクストラ・コンフォートで取り直しました。
同じ9時間でも、母の消耗の仕方が明らかに違います。
差額は安くありませんが、到着後の1日を寝て終わらせないための投資だと考えれば納得できます。
特に帰国便は、翌日から日常生活に戻ることを考えると、行きより重要かもしれません。
海外旅行保険は必ず用意してください
アメリカの医療費は日本の感覚とは桁が違い、盲腸の手術で数百万円という話も珍しくありません。
持病がある場合はクレジットカード付帯保険では対象外になることもあるため、加入前に補償範囲を確認しておきましょう。
ホテルは1つに固定するのが正解でした
今回は5泊すべて同じホテル(シェラトン・ワイキキ)にしました。
振り返ってみると、これがいちばん良かった判断だったと思います。
理由はシンプルで、荷造りとチェックアウトが1回で済むからです。
ホテルを移動する日って、朝から荷物をまとめて、チェックアウトして、移動して、荷物を預けて、部屋に入れるまで待って…と、地味に半日持っていかれますよね。
若い頃は何とも思わなかったこの半日が、高齢の親にはけっこうな負担になります。
同じ部屋に5泊すると、こんな利点がありました。
- 荷物を広げたままにできる
毎朝スーツケースを探さずに済みます。
薬や着替えの置き場所が固定されるのは、思った以上に大きいです。 - 部屋に戻って休みやすい
「疲れたら戻ればいい」と思えるだけで、行動範囲が広がります。
- スタッフが顔を覚えてくれる
連泊すると対応がやわらかくなり、母も安心していました。
ホテル選びで見るべきは、ビーチまで歩いて5分以内かどうか。
「ビーチが目の前」のありがたみは、歩ける距離が短い人ほど大きくなります。
泊まったシェラトン・ワイキキの詳細は、こちらの宿泊記にまとめています。

食事は「量を選べる形」にすると失敗しません
今回いちばん工夫したのが食事でした。
母は少食なのですが、アメリカのレストランは1人前がとにかく多い。
残すのは申し訳ないし、そのわりに値段はしっかり取られます。
というわけで、途中からスーパーとテイクアウト中心に切り替えました。
実際によく使ったのがこの組み合わせです。
- ガーリックシュリンプやポケをテイクアウト
部屋で食べれば量を調整できますし、疲れている日でも外に出る必要がありません。
- スーパーで惣菜とフルーツ
量り売りの惣菜なら「少しだけ」が買えます。
食費もかなり抑えられました。 - 朝はアサイーボウルを2人でシェア
アイランドヴィンテージ、ホノルルコーヒー、nalu。
どれもおいしくて、1つを分けるとちょうどいい量でした。
「せっかくのハワイなんだからレストランで」と気負わないほうが、結果的に満足度は上がります。
食べたいものを、食べられる量だけ。
わが家にはこれがちょうどよかったです。
ツアーは「移動時間」より「歩く量」で選ぶ
今回はダイヤモンドヘッド、オアフ島1日周遊、クアロアランチの3つを予約しました。
すべて日本語で予約できるベルトラを使っています。
予約するときに見るべきは、所要時間ではなく現地でどのくらい歩くかです。
同じ「1日ツアー」でも、バスで景色を見て回るものと、各所で20分ずつ歩くものでは疲労が全く違います。
ツアーページで次の点を確認しておくと失敗しません。
- 送迎がホテル前まで来るか
集合場所まで歩く必要があるツアーは、それだけで負担が増えます。
- 自由行動の時間に座る場所があるか
「45分自由行動」が、立ちっぱなしの45分になることがあります。
- トイレ休憩の頻度
高齢の親と一緒だと、ここが地味に重要です。
今回は母がダイヤモンドヘッドに登りました。
参加したのは早朝ツアーで、集合はなんと朝5時10分です。
75歳に5時10分集合はさすがに酷かな…と思ったのですが、これが大正解でした。
日中は日差しが強くて気温も上がるので、涼しいうちに登り切ってしまうほうが体はずっと楽です。
朝の早い時間なら人も少なくて、自分のペースでゆっくり歩けます。
母も途中で何度か休みながら、無事に登り切りました。
ダイヤモンドヘッドは事前予約制です
当日ふらっと行っても入れません。
旅程が決まったら早めに押さえておきましょう。
予約方法と入場料は、こちらで詳しく解説しています。
予約して驚いたこと
同じツアーでも、申し込む日によって日本円の表示価格が変わりました。
おそらく為替レートが反映される仕組みで、数日違うだけで数百円から千円ほど差が出ることがあります。
行くと決めているツアーなら、円高のタイミングで早めに押さえておくのがおすすめです。
人気ツアーは席が埋まるので、価格と空席の両面で早いほうが有利になります。
オプショナルツアーは楽天トラベル体験やベルトラから、日本語で内容を確認して予約できます。
歩く距離や送迎の有無もページに書かれているので、予約前に必ず読んでおきましょう。
オアフ島で選べるツアーの種類は、こちらで詳しく解説しています。

ハワイのシニア割引は観光客でも使える?
ハワイにはシニア割引がありますが、観光客が使えるものと使えないものがあります。
ここは間違えている情報も多いので、2026年7月時点の状況を整理します。
| 店舗・サービス | 観光客 | 条件 |
|---|---|---|
| ドン・キホーテ | ◯ | 毎週火曜・60歳以上で10%OFF(セール品、酒・タバコを除く) |
| Ross(ロス・ドレス・フォー・レス) | ◯ | 毎週火曜・55歳以上で10%OFF。サービスカウンターでID提示 |
| デニーズ | ◯ | 毎日・55歳以上のシニアメニューあり |
| TheBus のシニアHOLOカード | × | 2024年5月以降、旅行者向けの発行が停止。通常のHOLOカードを使う |
年齢確認のため、パスポートの提示を求められることがあります。
国籍による制限はないので、日本からの旅行者でも対象年齢に達していれば使えます。
ちなみに母は75歳なので、ここに挙げた割引はすべて対象年齢でした。
今回は意識せずに買い物をしてしまったので、次に行くときは火曜日に予定を合わせようと思っています。
TheBusのシニア割引は旅行者には使えません
「65歳以上はバスが安くなる」という情報がよく出てきますが、シニア用HOLOカードは旅行者には発行されなくなりました。
現在は通常のHOLOカードを購入して使う形です。通常カード自体はABCストアなどで買えて、観光客でも問題なく使えます。
なお割引の条件は変更されることがあります。
出発前に公式サイトで最新の情報を確認しておくと確実です。
【実体験】やらなくて後悔したこと
正直に書くと、ひとつだけ心残りがあります。
5泊もあったので、本当は途中でホテルを変えてみたかったんです。
ワイキキの中心と、少し離れた静かなエリア。両方に泊まれば違う雰囲気を味わえたはずでした。
でも今回は母の負担を考えて、シェラトン1本に絞りました。
判断としては間違っていなかったと思います。ただ「次は自分だけで来て、あちこち泊まり歩きたいなあ」という気持ちは、正直まだ残っています(笑)。
その代わり、思いがけない収穫もありました。
ワイキキビーチを散歩していたら、ホヌ(ウミガメ)の親子に出会えたんです。
ツアーに申し込んだわけでもなく、ただ朝の砂浜を歩いていただけでした。
いちばんの発見
母がいちばん喜んでいたのは、たぶんこの瞬間です。
お金をかけたアクティビティより、ぼーっと歩いていた時間のほうが記憶に残る。
これが今回いちばんの発見でした。
ウミガメには近づかないでください
ハワイではウミガメに近づくことが法律で制限されています。
見かけても手を出さず、離れた場所から静かに見守ってください。
よくある質問(FAQ)
Q. 高齢の親とハワイは何泊がちょうどいい?
5泊前後がおすすめです。
3泊だと時差に慣れた頃に帰国日が来てしまい、体だけ疲れて終わります。
逆に1週間を超えると、生活リズムの乱れが負担になりやすいです。
Q. 車椅子や歩行が不安な場合でも行けますか?
行けます。
ワイキキは道が平坦で歩道も広く、主要なホテルやショッピングセンターはバリアフリーに対応しています。
航空会社に事前連絡すれば、空港内の車椅子サポートも無料で頼めます。
Q. スマホは日本のものがそのまま使えますか?
使えます。
私は楽天モバイルをそのまま持って行きましたが、設定を変えずに問題なく通信できました。
親のスマホも同じように使えると、はぐれたときの連絡手段として安心です。
ハワイでの楽天モバイルの使い勝手は、こちらで詳しく書いています。

Q. 座席は追加料金を払ってでも広くすべき?
高齢の親と一緒なら、払う価値があります。
往路は私だけが広い席になり、母は通常のエコノミーでした。到着後の疲れ方を見て反省し、復路は全員分をエクストラ・コンフォートにしました。
自分より先に、親の座席から広げてください。
Q. お土産はどこで買うのが楽ですか?
ドン・キホーテ、ターゲット、ロングス・ドラッグスの3つで揃います。
どこも1か所で買い物が完結するので、何軒も回らずに済みます。
特にドン・キホーテは日本語表示があり、親と一緒でも安心して選べます。
買うものを先に決めておくと、店内で親を待たせずに済みます。
定番のお土産はこちらにまとめています。
あなたはどっち?タイプ別おすすめ
- 親が長時間歩けるか不安
ワイキキ中心のホテルに固定して、1日1予定にしましょう。
移動を減らすだけで、驚くほど楽になります。 - 親が元気で観光を楽しみたい
送迎付きの1日ツアーを2〜3本入れても大丈夫です。
ただし連日は避けて、間に休息日を挟んでください。 - 費用をできるだけ抑えたい
食事をテイクアウト中心にすると、かなり節約できます。
シニア割引が使える火曜日に買い物をまとめるのも有効です。
まとめ|親と行くハワイは「何をしたか」より「どう過ごしたか」
この記事のまとめ
- 年齢の上限はない。75歳の母はダイヤモンドヘッドまで登れた
- 座席のグレードは親の分こそ上げる。往路で失敗し、復路は全員分を広い席にした
- ホテルは1つに固定する。移動日は丸1日を潰す負担になる
- 食事はテイクアウトとスーパーを活用し、量を調整できる形にする
- ツアーは所要時間ではなく「歩く量」と「送迎の有無」で選ぶ
- シニア割引はドンキ・Ross・デニーズで使える。TheBusのシニアカードは旅行者には発行されない
母と行ったハワイで、いちばん記憶に残っているもの。
豪華なディナーでも、人気のアクティビティでもありませんでした。
朝のビーチを2人でゆっくり歩いて、ホヌに出会ったあの時間です。
予定を詰め込まないほうが、結果的にいい旅になります。
親が元気なうちに、ぜひ一度連れて行ってあげてください。
ハワイ旅行の費用まわりは、こちらもあわせてどうぞ。







