ハワイ土産の定番、マカダミアナッツ。
スーパーで缶を何個もカゴに入れながら、これは日本に持ち込めるのか、空港で何か言われないか、ふと気になったことはないでしょうか。
答えは持ち込めます。
ロースト済みのナッツやマカダミアナッツチョコは検査なし。生の乾燥ナッツは空港の植物検疫カウンターで検査を受けることになり、殻付きクルミやピーナッツのように輸出国の検査証明書がないと持ち込めないものもあります。
この記事には、何もせずに持ち帰れるナッツ、カウンターで検査を受けるナッツ、検査証明書が要るナッツ、空港での流れをまとめています。
この記事でわかること
- ロースト済みのナッツ(マカダミアの缶など)は検査なし
- 生の乾燥ナッツは植物検疫カウンターで検査(無料・短時間)
- 殻付きクルミ・殻付きクリ・殻付きブラジルナッツ・ピーナッツは検査証明書が要る
- マカダミアナッツチョコなどの菓子も対象外
- 空港での順番(植物検疫は税関の前)
結論|ナッツは持ち込める。ロースト済みと菓子はそのまま、生の乾燥ナッツは検査カウンターへ
ナッツの持ち込み
ロースト済みのナッツ(マカダミアの缶・袋)と、マカダミアナッツチョコのような菓子は検疫の対象外。そのまま税関へ進めます。
生のピスタチオや生アーモンドのようにローストしていない乾燥ナッツは、空港の植物検疫カウンターで検査を受けます。検査証明書は要らず、手数料もかかりません。
殻付きクルミ・殻付きクリ・殻付きブラジルナッツ・ピーナッツは、輸出国の検査証明書がないと持ち込めません。
| 段階 | 例 | 空港でやること |
|---|---|---|
| ① 対象外 | ロースト済みのナッツ(缶・袋)、マカダミアナッツチョコなどの菓子 | なし。そのまま税関へ |
| ② 検査 | 生のピスタチオ・生アーモンド・生マカダミアなど、ローストしていない乾燥ナッツ | 植物検疫カウンターで検査(証明書は不要・無料) |
| ③ 証明書 | 殻付きクルミ・殻付きクリ・殻付きブラジルナッツ・生のピーナッツ | 輸出国の検査証明書を出して検査 |
※農林水産省 aff 2023年11月号「旅先のお土産も注意!肉や果物などの持ち込み 空港の手順」、植物防疫所「検査証明書の添付が免除される植物の見直しについて」、植物防疫所「海外から野菜や果物を持ち込む際の規制:ハワイ」をもとに作成。2026年9月時点。
ハワイ土産の定番であるロースト&ソルトの缶やマカダミアナッツチョコは①に入るので、多くの方は空港で何もせずに済みますね。
分かれ目は、ローストしてあるかどうかです。
ロースト済みのナッツは検査なし。生の乾燥ナッツは植物検疫カウンターへ
農林水産省が「検疫を受けなくても持ち込めるもの」として挙げているのが、製茶、焙煎済みコーヒー、ローストナッツ、ドライフルーツ、小売用に密封された乾燥香辛料、チーズなどの乳製品です。
お土産のマカダミアはローストしてあるものがほとんどなので、缶でも袋でも、そのまま税関へ進めます。
生の乾燥ナッツは検査を受ける
では、ローストしていないナッツはどうなるのでしょうか。
生のピスタチオや生アーモンドのように乾燥させてあるナッツは植物検疫の対象で、ハワイの一覧にも「マカダミアナッツ(乾燥)は入国時の検査が必要」と書かれています。
栽培に使わない乾燥した植物は輸出国の検査証明書がなくても持ち込める決まりになっていて、ピスタチオなどのナッツ類はここに入ります。
書類を用意する必要はなく、空港のカウンターで袋を見せて検査を受ければ済みます。
検査の中身
- 場所:到着した空港の植物検疫カウンター(税関検査の前)
- 手数料:なし
- 時間:ほとんどは短時間で終わる
- 合格すると「植物検査合格証印」が押され、そのまま税関へ
ローストしてあるかどうかがパッケージで読み取れないときは、カウンターで見せて聞いてみると良いでしょう。
無料で数分、対象外ならその場で「そのまま税関へ」と言ってもらえます。
検査が要るものを受けずに税関を通ってしまうと、植物防疫法に触れて、3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金になる場合があります。
迷ったら寄っておいて損はない手間です。
検査証明書が要るナッツ|殻付きクルミ・殻付きクリ・殻付きブラジルナッツ・生のピーナッツ
乾燥していても、輸出国の政府機関が発行する検査証明書がないと持ち込めないナッツがあります。
| 品目 | 証明書が要る状態 | ひとこと |
|---|---|---|
| クルミ | 殻付き(乾燥・冷凍とも) | むき身なら証明書は不要。 カウンターの検査で済む |
| クリ | 殻付き | むき身なら証明書は不要。 カウンターの検査で済む |
| ブラジルナッツ | 殻付き | むき身なら証明書は不要。 カウンターの検査で済む |
| ピーナッツ | 生の乾燥した豆の状態 | ナッツ売り場にあっても扱いは豆類。 ロースト済みの袋入りは ローストナッツとして検査なし |
※植物防疫所「検査証明書の添付が免除される植物の見直しについて」、植物防疫所「海外から野菜や果物を持ち込む際の規制:ハワイ」をもとに作成。2026年9月時点。
では、なぜ殻付きと豆はほかのナッツより厳しいのでしょうか。
殻付きは中に病害虫が残りやすく、豆類は種子として畑にまける形なので、証明書が求められます。
検査証明書はハワイでどう取る?
検査証明書(Phytosanitary Certificate)は、輸出する国の政府機関が発行する書類で、帰国してから日本で取ることはできません。
ハワイの場合は、ハワイ州農業局の植物検疫課(Plant Quarantine Branch)に申請書を出して発行してもらう手続きで、郵送かファックスで申し込む事業者向けのものです。
帰りの空港でその場で出してもらえるものではないので、旅行者が用意するのは現実的ではありません。
証明書がない植物は日本の空港で廃棄になるので、殻付きクルミやピーナッツはお土産のリストから外しておく方が良さそうです。
※Hawaii Department of Agriculture and Biosecurity「Export Inspection Program」をもとに作成。2026年9月時点。
マカダミアナッツチョコ・クッキーは対象外
ナッツをチョコでくるんだり、クッキーに焼き込んだりした菓子は、高度に加工されたものとして植物検疫の対象になりません。
空港では何もせず、そのまま税関へ進めます。
ハワイ土産で一番多いのはこのタイプなので、ばらまき用に箱で買っても気にすることはありません。
チョコやクッキーのほかに、ジャーキーや豚皮のスナックなど、肉が入ったお菓子も一緒に買うなら、こちらも見てみてください。
ドライフルーツの方は、そのまま持ち帰れる15種があります。
ナッツと一緒に買うなら、どれがカウンターに寄ることになるのかを、こちらで確かめておくと安心です。
空港での流れ|植物検疫カウンターは税関の前
帰国した空港では、次の順番で進みます。
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | 入国審査 |
| 2 | 預け荷物を受け取る |
| 3 | 植物検疫カウンターで検査(ロースト済みと菓子しかなければ寄らなくてよい) |
| 4 | 税関 |
※植物防疫所「よくあるご質問(海外からの持込み編)」をもとに作成。2026年9月時点。
合格証印がないと税関検査を受けられないので、税関の列に並ぶ前にカウンターを探しましょう。
ドライフルーツやコーヒー豆など、ほかに検査が要るものがあれば、まとめて一度に見せられるので楽ですね。
うっかり申告せずに通ってしまったときは、気づいた時点で最寄りの植物防疫所に連絡します。
生のマンゴー・パパイヤ・バナナは、ハワイからは持ち込みが禁止されています。
肉製品なども含めて、持ち込めないものの全体はこちらへ。
あなたはどっち?タイプ別おすすめ
| こんな方 | 見ておくこと |
|---|---|
| マカダミアナッツチョコを箱で買う | 対象外。そのまま税関へ |
| ロースト&ソルトの缶を買う | ローストナッツは対象外。そのまま税関へ |
| 生のピスタチオや生アーモンドを買う | カウンターで検査。証明書は不要 |
| 殻付きクルミ・生のピーナッツを見つけた | 証明書が要る。買わない方が安心 |
| ドライフルーツも一緒に買う | 同じカウンターで一度に見せる |
よくある質問(FAQ)
Q. 未開封の袋や缶でも検査は要りますか?
ローストしていない生の乾燥ナッツなら要ります。
密封されていても、免税店で買ったものでも、海外の植物はどこで買っても検査の対象です。ロースト済みなら袋でも缶でも検査なしです。
Q. 少しの量でも検査を受けるのですか?
生の乾燥ナッツなら受けます。
量や用途にかかわらず対象になるので、1袋でもカウンターに寄ります。
Q. ナッツとドライフルーツのミックスはどうなりますか?
ナッツがロースト済みなら、ドライフルーツが15種に入っていれば検査なしで持ち帰れます。
生のナッツや15種以外のドライフルーツが混ざっていれば、袋ごとカウンターで見せます。
Q. ピーナッツバターは?
すりつぶして加工された食品なので、乾燥した豆の状態とは別物です。
それでも迷うなら、カウンターで見せて聞いてみると良いでしょう。
まとめ|ロースト済みはそのまま。生の乾燥ナッツはカウンターへ
この記事のまとめ
- ロースト済みのナッツ(マカダミアの缶など)は検査なしでそのまま税関へ
- 生のピスタチオ・生アーモンドなどローストしていない乾燥ナッツは植物検疫カウンターで検査。証明書は不要、無料、短時間
- 殻付きクルミ・殻付きクリ・殻付きブラジルナッツ・生のピーナッツは輸出国の検査証明書が要る
- マカダミアナッツチョコなどの菓子は対象外
- 植物検疫は税関の前。合格証印がないと税関を通れない
ナッツは、ロースト済みか・生か・殻付きか、というナッツの状態でカウンターに寄るかどうかが決まります。
ロースト済みと菓子はそのまま、生の乾燥ナッツはカウンター、殻付きと生のピーナッツは買わない。この3つで十分ですね。
スーツケースに入れてはいけないものと、機内持ち込みの決まりはこちらへ。






