ハワイのスーパーで見つけたドライマンゴー、ファーマーズマーケットのドライパイナップル。
生の果物は日本に持ち込めないと聞いたことがあると、乾燥していれば大丈夫なのか気になるのではないでしょうか。
答えは持ち込めます。
ただ、チーズやはちみつと違って、ドライフルーツは種類によって、そのまま税関へ進めるものと、その前に植物検疫カウンターで検査を受けるものに分かれます。
この記事には、そのまま持ち帰れる15種、植物検疫カウンターで検査を受けるもの、乾燥していても証明書が要るもの、空港での流れをまとめています。
この記事でわかること
- そのまま持ち帰れるドライフルーツは15種
- 15種に入らないものは植物検疫カウンターで検査を受ける(無料・短時間)
- 乾燥していても検査証明書が要るもの
- 空港での順番(植物検疫は税関の前)
- 生の果物との違い
結論|ドライフルーツは持ち込める。ただし種類で3段階に分かれる
ドライフルーツの持ち込み
ドライマンゴー・ドライパイナップル・レーズン・デーツなど15種の乾果は植物検疫の対象外。検査なしでそのまま持ち帰れます。
15種に入らないドライクランベリーやドライブルーベリーなどは、空港の植物検疫カウンターで検査を受けます。検査証明書は要らず、手数料もかかりません。
ザクロやタマリンドなど一部は、乾燥していても輸出国の検査証明書が必要です。
| 段階 | 例 | 空港でやること |
|---|---|---|
| ① 対象外 | マンゴー・パイナップル・バナナ・ぶどう・なつめやし など15種 | なし。そのまま税関へ |
| ② 検査 | クランベリー・ブルーベリー・りんご・いちご など | 植物検疫カウンターで検査(証明書は不要・無料) |
| ③ 証明書 | ザクロ・タマリンド・殻付きクルミ など | 輸出国の検査証明書を出して検査 |
※植物防疫所「輸入植物検疫の対象とならない植物について」、植物防疫所「検査証明書の添付が免除される植物の見直しについて」をもとに作成。2026年9月時点。
ハワイ土産の定番はほとんど①に入るので、多くの方は空港で何もせずに済みますね。
そのまま持ち帰れる15種(ハワイ土産はほぼここ)
植物検疫の対象にならない乾果は、次の15種です。
お店で見かける名前と並べました。
| 果物 | お店で見かける名前 |
|---|---|
| あんず | ドライアプリコット |
| いちじく | ドライフィグ |
| かき | 干し柿 |
| キウイフルーツ | ドライキウイ |
| すもも | ドライプラム・プルーン |
| なし | ドライペア |
| なつめ | 干しなつめ(紅棗) |
| なつめやし | デーツ |
| パインアップル | ドライパイナップル |
| バナナ | バナナチップ |
| パパイヤ | ドライパパイヤ |
| ぶどう | レーズン |
| マンゴー | ドライマンゴー |
| もも | ドライピーチ |
| りゅうがん | 龍眼の乾果 |
※植物防疫所「輸入植物検疫の対象とならない植物について」をもとに作成。2026年9月時点。
ハワイで人気のドライマンゴー、ドライパイナップル、ドライパパイヤ、バナナチップは全部この中に入っています。
空港では何もせず、そのまま税関へ進めます。
砂糖漬け・シロップ漬けも対象外
砂糖・塩・酢・アルコールに漬けた植物も、植物検疫の対象になりません。
シロップ漬けの果物や、砂糖漬けにして乾かしたフルーツはここに入ります。
表面に砂糖がまぶしてあるものが「漬けた」ことになるかは見た目で決めにくいので、パッケージをそのままカウンターで見せて聞いてみると良いでしょう。
植物検疫カウンターで検査を受けるもの
では、15種に入らないドライフルーツはどうなるのでしょうか。
ドライクランベリー、ドライブルーベリー、りんごチップ、ドライストロベリーなどは植物検疫の対象で、空港で検査を受けることになります。
検査と聞くと身構えますが、栽培に使わない乾燥した植物は輸出国の検査証明書が要らない決まりになっていて、書類を用意する必要はなく、空港のカウンターで袋を見せれば済みます。
検査の中身
- 場所:到着した空港の植物検疫カウンター(税関検査の前)
- 手数料:なし
- 時間:ほとんどは短時間で終わる
- 合格すると「植物検査合格証印」が押され、そのまま税関へ
検査を受けずに税関を通ってしまうと、植物防疫法に触れて、3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金になる場合があります。
カウンターに寄る手間は数分なので、迷ったら寄っておきましょう。
ドライフルーツと一緒に生の乾燥ナッツを買っていたら、ローストしていないピスタチオやアーモンドは植物検疫の対象なので、同じカウンターで一緒に見せます。
乾燥していても検査証明書が要るもの
乾燥していても、輸出国の検査証明書がなければ持ち込めないものがあります。
ドライフルーツやナッツの売り場で出会いそうなものを挙げます。
| 品目 | 証明書が要る状態 |
|---|---|
| ザクロ | 乾燥した果実 |
| タマリンド | 乾燥した果実(砕いたものも) |
| オレンジ | 乾燥して細かくした果実・果皮 |
| クルミ(殻付き) | 乾燥・冷凍 |
| クリ(殻付き) | 乾燥 |
| ブラジルナッツ(殻付き) | 乾燥 |
※植物防疫所「検査証明書の添付が免除される植物の見直しについて」をもとに作成。2026年9月時点。
検査証明書は現地の政府機関が発行するもので、帰国してから取ることはできません。
証明書がない植物は空港で廃棄になるので、お土産のリストに入っていたら買う前に外すのが安心です。
空港での流れ|植物検疫カウンターは税関の前
帰国した空港では、次の順番で進みます。
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | 入国審査 |
| 2 | 預け荷物を受け取る |
| 3 | 植物検疫カウンターで検査(15種の乾果しかなければ寄らなくてよい) |
| 4 | 税関 |
※植物防疫所「よくあるご質問(海外からの持込み編)」をもとに作成。2026年9月時点。
順番で大事なのは、植物検疫を税関の前に済ませることです。
合格証印がないと税関検査を受けられないので、税関の列に並ぶ前にカウンターを探しましょう。
うっかり申告せずに通ってしまったときは、気づいた時点で最寄りの植物防疫所に連絡します。
生の果物との違い
同じマンゴーなのに、生と乾燥で何が違うのでしょうか。
| 生の果物 | 乾果(15種) | |
|---|---|---|
| 検査証明書 | 必要 | 不要 |
| 空港での検査 | 必要 | 不要 |
| 証明書がないとき | 廃棄 | ー |
※植物防疫所「よくあるご質問(海外からの持込み編)」をもとに作成。2026年9月時点。
生の果物は、国と種類で持ち込めるかどうかが決まり、持ち込めるものでも現地で取った検査証明書と空港での検査が要ります。
お土産に果物を考えているなら、乾燥したものを選ぶ方が手間なく持ち帰れますね。
肉製品や生の果物など、持ち込めないものの全体はこちらへ。
あなたはどっち?タイプ別おすすめ
| こんな方 | 見ておくこと |
|---|---|
| ハワイのスーパーでドライマンゴーやパイナップルを買う | 15種に入る。そのまま持ち帰れる |
| ミックスドライフルーツを買う | 15種以外が混ざっていたら、袋ごとカウンターで見せる |
| ドライクランベリーが好き | カウンターで検査。無料で短時間 |
| ナッツも一緒に買う | ナッツも検査の対象。同じカウンターで一緒に見せる |
| ザクロ・タマリンドの乾果を見つけた | 証明書が要る。買わない方が安心 |
よくある質問(FAQ)
Q. 未開封の袋入りでも検査は要りますか?
15種以外なら要ります。
密封されていても、免税店で買ったものでも、海外の植物はどこで買っても検査の対象です。
Q. 少しの量でも検査を受けるのですか?
受けます。
量や用途にかかわらず対象になるので、1袋でもカウンターに寄ります。
Q. ドライフルーツ入りのチョコやグラノーラはどうなりますか?
製茶や家具のように高度に加工されたものは対象外ですが、どこまでが加工品に入るかの品目は示されていません。
菓子として売られているものなら問題になることは考えにくいものの、迷ったらカウンターで見せて聞いてみると良いでしょう。
Q. 検査は誰がしてくれますか?
植物防疫官です。
カウンターで袋を見せると、その場で中身を確かめて合格証印を押してくれます。
まとめ|15種はそのまま。それ以外はカウンターへ
この記事のまとめ
- ドライマンゴー・パイナップル・レーズン・デーツなど15種の乾果は検査なしで持ち帰れる
- 砂糖漬け・シロップ漬けも対象外
- 15種以外(クランベリー・ブルーベリーなど)は植物検疫カウンターで検査。証明書は不要、無料
- ザクロ・タマリンド・殻付きクルミなどは輸出国の検査証明書が要る
- 植物検疫は税関の前。合格証印がないと税関を通れない
ハワイの定番ドライフルーツは15種にほとんど収まっているので、買うときに気にすることは少ないですね。
クランベリーなどが混ざったミックスを買ったときに、カウンターに寄ることを思い出せれば十分です。
チーズとはちみつの持ち込みは、それぞれこちらで書いています。




