ハワイのファーマーズマーケットで買ったはちみつ、ヨーロッパの市場で見つけた蜂蜜の瓶。
日本に持って帰れるのか、空港で止められないか、気になるのではないでしょうか。
答えは持ち込めるのですが、実際に困るのは検疫ではなく、瓶の運び方の方です。
この記事には、はちみつが検疫の対象にならない理由、機内に持ち込めない瓶の大きさ、割れずに持ち帰る詰め方、そして同じ動物由来でも扱いが違うチーズや肉製品との違いをまとめています。
この記事でわかること
- はちみつは検疫の対象にならない
- 100mlを超える瓶は機内に持ち込めない
- 預け荷物で割らないための詰め方
- 巣蜜・ローヤルゼリー・プロポリスはどうか
- チーズ・肉製品との違い
結論|はちみつは検疫の対象にならない。そのまま持ち帰れる
はちみつの持ち込み
はちみつは動物検疫の対象外で、植物検疫の対象でもありません。空港で検査を受ける必要はなく、そのまま持ち帰れます。
自分で食べるために持ち帰る分なら、食品衛生法の届出も要りません。
気をつけるのは瓶の運び方。100mlを超える瓶は機内に持ち込めないので、預け荷物に入れます。
肉製品のように「検査証明書がないと持ち込めない」という話ははちみつにはなく、量の上限も決まっていないので、家族や友人へのお土産にまとめて買っても大丈夫です。
気をつけるのは検疫より「瓶」|100mlを超えると機内に持ち込めない
では、なぜ瓶に気をつけるのでしょうか。
はちみつは液体物として扱われるからです。
国際線では、機内に持ち込める液体は100ml以下の容器に入ったものに限られ、それを1リットル以下の透明なジッパー付き袋に入れる決まりです。
| 瓶の大きさ | 機内持ち込み | 預け荷物 |
|---|---|---|
| 100ml以下の小瓶 | ○(ジッパー付き袋に入れる) | ○ |
| 100mlを超える瓶 | × | ○ |
※国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」をもとに作成。2026年9月時点。
お土産のはちみつはたいてい100mlを超えていて、保安検査で止められて捨てることになるのは一番もったいないので、買ったら預け荷物に入れましょう。
免税店で保安検査のあとに買った分は、そのまま機内に持ち込めます。
ただし乗り継ぎがある場合、次の空港の保安検査で引っかかることがあるので、直行便のときに限った話と考えておく方が良さそうです。
割らずに持ち帰る詰め方
預け荷物に入れるなら、割れないようにするところまでが持ち帰り方です。
はちみつの瓶の詰め方
- ふたの上からラップを巻いて、しっかり締め直す(漏れ対策)
- ジッパー付き袋に入れて、万一漏れても広がらないようにする
- 衣類で包んで、スーツケースの中央に入れる(外側に置かない)
- 複数の瓶は、瓶どうしが当たらないように間に衣類をはさむ
スーツケースの中でどこに置くかは、こちらで詳しく書いています。
巣蜜・ローヤルゼリー・プロポリスは?
巣ごと売られている巣蜜(コムハニー)や、ローヤルゼリー・プロポリスも、はちみつと同じで動物検疫の対象外です。
2026年7月に動物検疫所が公開した「指定外基準」に、蜂蜜・巣蜜・蜜ろう・ロイヤルゼリー・プロポリスが具体例として挙がっています。
気をつけるのは、みつばちの体が混ざっているものです。
巣蜜でも虫が入っていなければ、そのまま持ち帰れます。
※動物検疫所「指定外基準について」(基準58)をもとに作成。2026年9月時点。
チーズ・肉製品との違い|同じ動物由来でも扱いが違う
動物が関わるお土産でも、決まりは品目ごとに違います。
| 品目 | 持ち込み | 決まり |
|---|---|---|
| はちみつ | ○ | 検疫の対象外 |
| チーズ・バター | ○ | 個人用・10kg以下なら検疫の対象外 |
| 生ハム・サラミ・ジャーキー | × | 検査証明書がなければ持ち込めない |
※動物検疫所「肉製品などのおみやげについて」をもとに作成。2026年9月時点。
はちみつとチーズは持ち帰れて、肉製品は持ち帰れない。
マーケットで一緒に並んでいることが多いので、この3つの線引きを覚えておくと、買い物で迷わずに済みますね。
チーズの条件と、持ち込めないものの全体はこちらへ。


あなたはどっち?タイプ別おすすめ
| こんな方 | 見ておくこと |
|---|---|
| ハワイのファーマーズマーケットで買う | そのまま持ち帰れる。瓶は預け荷物へ |
| 小瓶を機内に持ち込みたい | 100ml以下の容器で、ジッパー付き袋に入れる |
| 何本もまとめて買う | 量の上限はない。割れないように衣類で包む |
| 巣蜜やローヤルゼリーも買いたい | はちみつと同じで動物検疫の対象外。 そのまま持ち帰れる |
よくある質問(FAQ)
Q. はちみつは空港で申告が要りますか?
検疫の対象外なので動物検疫カウンターに寄る必要はなく、税関の申告書に食品の欄があれば正直に書いておきましょう。
Q. 何本まで持ち込めますか?
個人で食べる分に本数やmlの上限はなく、預け荷物なら航空会社の重さの上限に収まる範囲で持ち帰れます。
お店で使う・売る目的になると話が変わるので、そこは分けて考えます。
Q. 機内に持ち込めますか?
100ml以下の容器なら1リットル以下のジッパー付き袋に入れて持ち込めますが、お土産の瓶はたいてい超えるので、預け荷物に入れましょう。
Q. ハワイのはちみつは大丈夫ですか?
どこの国のはちみつでも扱いは同じで持ち帰れて、ハワイのはちみつもヨーロッパのはちみつも変わりません。
まとめ|はちみつは持ち帰れる。瓶は預け荷物へ
この記事のまとめ
- はちみつは動物検疫・植物検疫の対象外。個人用なら食品衛生法の届出も不要
- 本数の上限はない
- 100mlを超える瓶は機内に持ち込めない。預け荷物に入れる
- ラップ・ジッパー付き袋・衣類で包んでスーツケースの中央に
- 巣蜜・ローヤルゼリー・プロポリスも動物検疫の対象外(指定外基準58)
はちみつは、持ち込めるかどうかより、割らずに持ち帰れるかどうかの方が大事なお土産です。
買ったその場で「これは預け荷物」と決めてしまえば、帰りの空港が楽ですね。
スーツケースに入れてはいけないものと、機内持ち込みの決まりはこちらへ。




